賢帝祭、最終日。クラスで音頭をとる東峰さんは数にコスプレ姿を見られたショックが響いているようでいつものKYっぷりとかけ離れたローテンションに眼鏡+おさげ+ジャージのもっさり状態に…。
いや、アリでしょ。大いにアリ。ある意味逆にピンポンだ!
それを見て元気づけようとする数君の手段アレですが乗っちゃう東峰さん、さらにクラスの皆もちょっと落ち着けw「もうやだこのクラス…」な松本部長&六徳さんの気持ちもわかります。オタクにとって悪意の無い非オタのちょっとズレたノリって天敵かもしれない。こういう細かいオタ心理が出ているところもフダンシズムの面白さです。


賢帝祭も3日目にして、やっと数君は「数として」のぞみんに会いに向かいます。といっても、てんてるぬいぐるみを着こんでいるのですが…。スケッチブックでの筆談が精一杯の数君が初々しくて可愛くてしょうがないです。そほらさんたちに応援されて向かうシーンも良い場面です。数君はモテとは別の意味でも愛されている子なんだよなあ。
アマネとしては、どんどん距離が近づいていっているのぞみんとの間柄ですが素の自分としてはやっと向き合えたばかり。その純情ぶりを応援したい気持ちでいっぱいなんですがそう思っていたのは読者のわたしだけではなく…。


なんと意外な人が数君の気持ちに気付いていました。きよきよです。
数君は学校では「完璧王子」と思われている人なので、どこからどう見ても滲み出ているはずの天然オーラにあまり気が付かれていません。けれどきよきよは誰にも分け隔てなく気さくに接する性格のおかげか、数君の本音を知っていたのですね。きよきよはいい子だなあ。そして空気が読める子。…ですがなんででしょうね、この心の中の台詞と行動のちぐはぐっぷりは。なんだこれなんだこれ。ごちそうさまですよほんとに。…松本部長の足を止めるためだったんだろうけども。「(僕たちみたいになれるように)がんばれ宮野君!!」に聞こえなくもないです。腐腐腐。(…作品の題材が題材なので自重していません…すいません)


一方…フダンシズム最強キャラは松本刹那さんその人なんじゃないでしょうか。双子の兄妹という萌えどころを完全に逆手に取ってるというか。オタク同士だからこそ使えるネタ的台詞を実妹が皮肉に使ってくるのだからたまらんです。松本部長が腐女子嫌いになるのも仕方ない気がする…
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と思いきやそれを見たアマネ(数)&たまたんの会話のほのぼのっぷりがひどいw全然違うぞ、君たちとは!
因みに、そんな刹那さんも麻雀をするときはフル天然発揮していて可愛い面もあります。というわけで読もう!『朱雀』単行本!2巻&連載再開は未定だけどな!!

 

前号感想
『フダンシズム-腐男子主義-』ism.37 大丈夫?マイ腐レンド

過去エントリ
たった一本の折れないフラグ 『フダンシズム-腐男子主義-』4巻 - 漫画脳
オタクイベントにおける多面性 フダンシズム-腐男子主義- 3巻 - 漫画脳
「ぎこちなさ」の真骨頂 腐男子主義-フダンシズム-2巻/もりしげ - 漫画脳