先ずは、遅ればせながら改めて祝・2巻発売&連載再開!どうなることかと思いましたが一安心です。
2巻には1巻に続き、お嬢とのイカ釣り編後半とナガレが旅している先々でのショートストーリーが数本収録されています。どれも釣りと人、そして釣りを通しての人と人…といった絆を爽やかに描いている好エピソードばかりです。
イカ釣り編はお嬢の出生の秘密なども描かれていて話としては重たい部分もありますが、釣り初心者のお嬢が釣りの楽しさを知ったり、周囲の人々と協力して大きなイカを釣り上げる喜びといった、釣りというものから感じられるストレートな魅力もめいっぱい詰まっていてシリアス部分との比重も良い具合です。
個人的には行く先々でナガレが出逢う人たちに釣りの奥深さを教えたり教えられたり、それを通して繋がっていく縁や新たな道具や知識を得て次に活かしていく…という形式がとても面白いので連載を追っている現段階の展開は複雑なところでもあります。
ところで竹下先生はお嬢のような少女系をはじめとした女性キャラも魅力的ながら、男性キャラを描かれるのも大好きなんじゃないかなと思います。波夫たんのツンデレ&肢体に絡み付くタコ(※あまりにセクシーなので画像は自重しました)とかもはやネタレベルではない気合いを感じますし、今作においてはナガレが旅先で出会う男子高生・佐藤秀一くんがそれに当たるのですが下マツゲが矢鱈エロイ男子とかもさらっと登場してくるので…。
漫画のキャラで、下マツゲまで描かれた美形キャラが嫌味なく登場してくるのってさりげないけど凄いことのような気がします。オッサンキャラも良いですし。
中断中に描かれた4ページの番外編、お嬢が魚を捌けるようになろうと奮闘する「命の別名」も短いながら大変効いていて、釣りをすることの楽しさとか、魚の美味しさだけでなく「魚に対する敬意」を持って真摯に描かれている漫画であると感じます。本気で取り組んでいるからこそ、心から楽しめるのだと思うんですよね。
過去エントリ
放浪少年人情系釣り紀行 『釣り屋ナガレ』1巻
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