『くまがヤン』猪原賽+横島一/漫'sプレイボーイより
真夏は灼熱の暑さを誇る埼玉県熊谷市。9月になっても残暑は厳しく、秋になっても熱いバカがいる!


今回はガリガリたちが通う花菱高校の文化祭”花高祭”のお話。他校の女子と接することができるということで張り切るのも束の間、見た目にビビられてへこむ気の毒な田舎ヤンキー集団たちが可愛すぎてたまりません。武ちゃんはやっぱり落ち込み方までかわいすぎる…体育座りって!


そこに鴨がネギ…ではなくてガリガリの妹が深谷ネギをしょってやってきた!妹設定、そして髪型は本家「ガリガリ君」の妹・ガリ子ちゃんへのオマージュでしょうか??(本家ガリ子ちゃんは顔もガリガリ君似ですけど…。)
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実のところ花高祭に用事があったのは妹の友達ちゃん。なんでも川口でアイドル的人気のイケメンが転校してきて、”ミスター花菱コンテスト”に出ると言うことでそのおっかけにやってきたのですが。


そう、彼こそが埼玉県南部で知らない女子はいないというイケメン高校生、花畑百久・通称”花畑(ハナ)様”です…!!
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イケ…メン……?
確かに顔自体は端正だ、しかし…。ガリガリはが疑問を抱くものの、女子たちの大歓声は鳴り止むことがありません。
モテモテの花畑様の立ち振る舞いと自分のモテなさの差に落胆するガリガリ。そこでひと悶着あるわけですが心の底にある信念で通じ合う花畑様とガリガリには友情が芽生えます。泥臭いヤンキーなガリガリとキザでかっこつけの花畑様と一見かけ離れた2人ですが、両者ともガリガリ君を愛し女子には紳士ないい男でした!誌名である『プレイボーイ』というキーワードを活かしたネームセンスも効いています。


今回もローカルキーワードがポコポコ出てきますが、県南部(川口市)出身のキャラが登場してくるとは。今後も熊谷のみならず埼玉ローカルなネタを登場させてくれると嬉しいです。十万石まんじゅうはまだか・・・!?
猪原先生と横島先生のコンビは、確かに個性がこれでもかというくらい強いのですが『くまがヤン』は『悪徒-ACT-』よりも若干一般大衆にもさらりと読めるようになっているかな?という印象です。まあ、掲載誌が漫画ファン向けじゃないんですけどね、ハハッ!!どうやら隔月ペースで発行されていくようなので、まずは単行本化されることを切に願うばかりですね…。


おまけ
行田市観光協会ホームページ > フライ・ゼリーフライ
フライ、食べてみたいなあ。


前号感想
『悪徒-ACT-』コンビ・猪原賽先生×横島一先生、商業誌復活! 『くまがヤン』
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