ハルリリの使い魔・ミミが人化してるるもにチケットを使い終わったときに契約者(=シバ)は死ぬということを伝えようと部屋に近付く…その時シバは!


まさかの展開です。ハルリリよりもずっと手ごわい…というか本気でした、ミミ。ハルリリには多大な忠誠心を向けているようで、ハルリリの願いは自分の願いとるるもの修行を早く終わらせるためにるるもに真実を告げようと動き出します。一方でシバはいつものテンションのまま。調子をくるわせるミミですが、ついに出先のプールで計画を阻止しようとするチロを魔法の力で封じ込めるという暴挙に出ます。



これまでの『まじもじるるも』でここまで敵キャラらしい行動を取るキャラっていたでしょうか。本来るるもの修行を早く終わらせたいと一番思っているはずのハルリリがるるもにデレモードに入ってしまっている間にシバは最大のピンチを迎えます。
2009102901140000
(すっげえ楽しそう、ハルリリ)
使い魔として魔女と人間の関係を見てきたミミだからこそ感じる違和感。設定としては元々存在していたものの、実際に死に際の契約者の様子が描かれたのは回想とはいえ初めてなのでいままでの作品の雰囲気からするとかなりショッキングなものがあります。
 

チロを封じ込まれ、さらに自分自身も捕えられてしまい絶体絶命のシバ。そして核心とも言える部分をミミに指摘されて、今まで意識していなかった自分の真意に気付く…。
2009102901140001
自分が死にたくないのも確か。でもるるものたったひとつの願いを妨げたくない気持ちも確かなもので。それをどちらかに決めることはあまりにも大きすぎて今のシバには出来ないけれど…。今までのらりくらりとその問題をかわし続けてきたシバが、初めて本心からの言葉を語った瞬間だった気がします。一方で、こんなシバの想いがるるもに伝わらないという事実がもどかしくて仕方ないです…。


さて、取り敢えずは事無きを得たわけですがラストでまさかの超展開。ううわはははは!なんぞこれ!ミミは黒目かわいい!ちょっと不安の種入ってた気もしますけど!驚きのあまりのるるもの新顔が可愛すぎます。シバめ、色々と罪作りな奴よのう。重い回になるかと思いきや、明るいノリを戻しつつまさかの展開で〆とたまらんお話になってました。さすがだなあ…。




こっちの記事もよろしくです~
渡辺航先生「ナツメハルオ」名義の連載デビュー作『サプリメン』をついに読むことができたぞ

前号感想
『まじもじるるも』呪文その26 真夏の勤労少女
過去エントリ
まじもじるるも/渡辺航 1巻 - 漫画脳
子魔女は空よりやさしいパンツの夢を見るか? まじもじるるも 2巻/渡辺航 - 漫画脳
輪は広がり、愛される子魔女 『まじもじるるも』3巻 - 漫画脳
ほんわか、ちょっぴりせつない、あとるるもかわいい。 『まじもじるるも』4巻

『まじもじるるも』4巻発売記念サイン会に行ってきました!なぜかレポまんがを描いてしまいました!