『GIANT KILLING』ツジトモ+原案・取材協力 綱本将也/週刊モーニング連載中
今節のETUの対戦相手は同じ東京のクラブチームである名門・東京ヴィクトリー。否が応でも盛り上がる”ダービー”でもあり、開幕前のプレシーズンマッチで引き分けとなった相手でもありお互い試合に賭ける想いは十分。ETUにとっては成長を示す相手としては申し分ない相手ですが、東京Vも今季は低迷気味とあってここで負けられないのは同じ。
普段は完全なるETUサポとして読ませていただいているのですが、今回はリアルの立場(=レッズサポ)的にどうしても東京ヴィクトリー側の目線になってしまいがちでした…汗。東京ヴィクトリーほどのお星を付けてはいないですがちょうどダービー直前だったし、ここ最近しょっちゅう速攻で失点してるのでシンクロニティ☆
…うん。現実の目線は置いておいて、とても気持ちが良い先制ゴールでした。椿!椿!(ドドンドドンドン
プレシーズンマーチで悔しい思いをした椿君にとっては大きな意味のあるゴールだったと思います。しかし早々に先制点を取ることでやりづらくなっていく部分もある。不振とはいえこれまで幾多の勝利を得て来て、また新たに強い東京ヴィクトリーを築き上げていこうという意気込みを持つチーム相手では尚更。
両者の高いプライドのぶつかり合い。それはクラブとしての規模や今までの戦歴も、ベテラン選手も若手選手も関係なくピッチに立つすべての選手が持っているプライド。プライドが高い・・・と言うとあまり良い意味では使われませんが、自分のチームに誇りを持ち、やられっぱなしでは決して終われない闘争心(特にヴィクトリーの選手だけど、後半の堀さんには燃えた)。そのプライドを持つクラブ同士の闘いだからこそ試合はさらに白熱していくのです。…書いててやっぱりチクチクしてきた…。
そして残り時間も短くなってきた中、試合のキーパーソンとも言える怪我明けのエース・ヴィクトリー10番を背負う持田がついに登場。チームワークが良く回転し始めていた後半のヴィクトリーに完全なる自信家持田の復帰が果たして吉と出るか凶と出るか。自信家といっても、過剰な自信だけでなく圧倒的なオーラと勝利への執着心があってこそのものなのですが、周囲の期待の高まりの反面ピッチ上の選手の複雑な表情を見ていると持田の存在が良い方にだけ動くとも思えなくなってくる…。椿君のさらなる奮起に期待!
しかし態度は傲慢ながら持田の言うことは正論。そこは、勝利をもぎ取る確固たる意志が無い者が立っていい場所ではないはずなのです。
またピッチとは別の意味で闘う者が集う場所であるサポーター席のやりとりも目が離せないことになっています。いまだ不穏さが抜けないETUサポーター達に和解の時はやってくるのか。そしてそこで闘う覚悟はあるか?と訴えかけてくるようなサポーターの声援の描写は相変わらず見事の一言。
それと、今回グッときたのはカメラマンのやりとりです。Jリーグ(あえてこう書かせていただく)にまつわる視点を本当にあますことなく描いていく姿勢に痺れる。
持田は最初に出てきたときより威圧感増し増し…こええええええ!と一瞬思ったけど御堂筋君(弱虫ペダル)に比べたらふつうの人だったよ^^大抵のものはだいじょうぶ!ありがとう御堂筋君!(何か違う…
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