『新テニスの王子様』許斐剛/ジャンプスクエア連載中
負け組が登った崖の上には三船裏コーチ(酔っ払い)と高校生の脱落組が…。ここから想像を絶するようなメニューが負け組に襲い掛かります。


無地のウェアに着替えさせられた中学生組に最初に課せられたメニューは「穴掘り」。(その間高校生組のメニューは「滝昇り」でした。テ…テニス…?)
三船コーチは穴に立ちションをした後に再び穴を埋めろと命令します。衝撃的です。
その上、穴に各人のレギュラージャージを埋められる(それも自分達の手で)という屈辱を味わわされることになります。負け組とはいえ、ここまでの仕打ちを受ける羽目になるとは…というか流れでついてきた一氏・財前コンビにとってはこの仕打ち、理不尽でしかないと思うのですが…。


レギュラージャージ封印の後には高校生と中学生の試合が組まれていました。しかも、「全員」で。
「ミスした奴は外へ出ろ!最後まで残ってたチームの勝ち」
と、ルール自体は単純ではありますがこれまた常軌を逸したメニュー。人数の圧迫感もありますが、さらに慣れない地形でどこに跳ね返るか予測が付かず、中学生組は(かませ犬ぶりに定評がある)リチャード坂田を筆頭に次々脱落していきます。リョーマ、金太郎、そして真田までもコートから出て行き、勝ち誇る高校生達。あんた達、まかりなりにも高校生の癖に中学生に勝ってここまで調子付いてるようだからダメなんじゃ…。


絶体絶命の中学生達、そこに立ち上がる2人の男…!
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そう、乾と柳です。地形や反射角のデータを取り終えた彼らは高校生たちに2人だけで立ち向かいます。ここで乾と柳のダブルス(のようなもの)が見られるとは!というかむしろ、乾先輩がテニスやってるのを見るのが久々すぎます。泣ける。すっかりお笑いキャラとして定着していた乾先輩が格好良く見えました。本当いつ以来だこんなこと。


しかし無情にもタイムアップ。僅かの差で中学生の敗北が決定しました。敗者である中学生達は洞窟の中で寝袋で寝ることに。どこまでも厳しい…裏メニュー…!
そして…洞窟の中で寝ようとする海堂が見たものは!!
ひ…東方さん!!
やっと顔が描かれましたよ…(感動)名前にまで影がかかっているのがあんまりです。大笑いです。でも…インパクトのある登場が用意されて良かったね!!良かった…のか?


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そして同時発売の『ペアプリ』vol.2は手塚・白石にフィーチャーした内容となっています。
描き下ろしカラーコミックのページ数が減数になっていて少々残念…内容も前回の跡部様を上回るほどのインパクトは流石に生まれなかったものの、今回も味わい深いものとなっています。手塚編は前回の真田の続きだったんですが…真田のメール、絵文字入りwwwかわいいwwww白石編は白石の妹が可愛い。そして描き下ろしコミックでも欄外ハニプリ劇場でもイチャイチャするユウジ&小春。もうユウジと小春のペアプリを出したらいいと思うんだ…。


許斐先生のインタビューでは新テニプリの制作秘話が語られていました。
曰く「今までの展開について来られた読者なら崖を登る程度ならついて来られる、と信じて描きました。」
我々は許斐先生に…信用されている!(ガーン
ていうかやっぱり今までの展開も全員がついて来れる展開ではないと思ってらっしゃるんですね…今残っているのは選ばれたテニプリファンということですね!!もちろんついて行きます!!突っ込みはいれますが…。


前号感想
漫画脳:『新テニスの王子様』Golden age 17 這い上がれ負け組!/Golden age 18 天国か地獄か+『ペアプリ Vol.1』
過去エントリ
まだわたし達は許斐先生の本気を見ていなかった…! 『新テニスの王子様』1巻 - 漫画脳
許斐剛先生のデビューCDを買ってきたよ!あとみんなSCRIPTを聴けばいいよ! - 漫画脳