とてつもなく気になるところで3巻へつづくになっていた『ナナとカオル』3巻が出ましたー!待ってましたァァァ!表紙からして素晴らしいです。主に脇が!
3巻では新キャラが投入されます。その新キャラ、健康スポーツ少女の館さんはカオルがたまたま知り合ったランニング友達であり、ナナの陸上のライバルでした。とんでもないことに彼女はひょんなことからナナとカオルの「息抜き」を知ってしまいます。カオルのことを徹底的に糾弾する彼女。二人だけの世界で行われていた秘密の「息抜き」でしたが、もう一人の少女の目を通すことによってその「異常性」を浮き彫りにされます。館さんの意見はたぶん、ごくごく一般的な意見なものでしょう。ただその…まあ要するにそんな「性癖」を、信じられなくて、おかしいものだと思ってしまう彼女を見るのはちょっと辛かったです。偏見とはいえ、そう思ってしまう少女を責めることも出来ないジレンマですよ…。
しかしそれが異常であると思うからこそ、ナナを守ろうとしたカオルは格好良かったと思うんですよねえ。館さんに締め上げられていて所謂、カッコイイ姿ではないのだけど、ナナの持ってるイメージを崩さない為には自分のこと何て言われてもいいっていう姿勢は格好良いよ…。
かくして話し合いでは何も(当然ですが)解決しないということが分かり、館さんも「息抜き」に参加することになります。どうしてこうなった…。ナナが徐々に徐々にステップアップしていってることを考えると、館さんはいきなり高いハードルすぎる!陸上っ娘だけに!(←そういうのはいいから) 
カオルが部屋を出て行ってしまい、ナナと館さんが拘束されたまま部屋に残されて2時間半…その間のねちっこい絵面がもう単純にエロいとかそういうレベルじゃなくて執念みたいなものすら感じます。「縛り」が女体を美しく見せるものだとしたら、甘詰先生の筆の力自体も「縛り」に近いものがあるような気がします。
それはそれとしてですね。SM部分の良さもさることながらナナとカオルの気持ちの駆け引き的な部分に超にやにやします。館さんを加えたことでそこらへんの複雑さがさらに色濃く出てきていて。やっていることはハードなのに、心模様は素直になれない同士のじれったい系ラブコメそのもの。このギャップがたまらないです。一粒で二度美味しい。
そういうのが大好物な自分にとっては、テーマ的には外れるところなのかもしれませんが「花」の回が大っ好きなんです。見開きにキュンキュンしまくってしまった~!
メインとなるのが「SM」なのでこういう胸がキュンとするような演出が直撃してくるとは不意打ちでした。
ナナとカオルの関係やSM部分以外にも、ナナの悩みや学校での生活でのイザコザもしっかり描いてくれるのが良いですね。漫画としてのメリハリにもなるし、普段はこういう普通な学校生活を送っているコたちがこんな…!というギャップでより一層楽しめるという。
そしてカオルもそれらの出来事を通して成長していっているのが分かるのが嬉しい。目的は目的なんですが、明らかに「向上心」が出てきてるんですよね。ステップアップしてるのはカオル自身もなんだなあ、と。エロいのは確かに凄まじくエロイいんですが、さておき兎に角面白い漫画です。
過去エントリ
禁断のエロスとニヤニヤが混ざり合う匠の技 『ナナとカオル』1-2巻 - 漫画脳
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