2010年初めの新連載攻勢の余りの本気ぶり、ハズレなしっぷりにチャンピオン紳士&淑女が「今年こそチャンピオンの年になる…!!」と予感を噂していた冬が終わり春を迎えようとしています。
本当にどれもこれも兎に角面白くて、(秋の新連載陣が…ということもあったのですが)今年のチャンピオンは本気だ…などとわたくしも考えていたのですが、その「本気度」を感じさせることがそれ以外にもありました。
それは、「表紙」についてです。
特にここ2ヶ月、2月・3月に発売されたチャンピオンの表紙と特集について簡単にですがまとめてみます。
-----------------------
10号(2月4日発売)→表紙:元祖!浦安鉄筋家族(グラビア&ポスター:ベッキー・クルーエル)
11号(2月11日発売)→表紙&袋とじ:弱虫ペダル(GO16歳!3大激アツSPORTS!祭開始)
12号(2月18日発売)→表紙&袋とじ:バチバチ(はみどる!連載開始)
13号(2月25日発売)→表紙&グラビア:原幹恵(ポスター:みつどもえアニメ版)
14号(3月4日発売)→表紙:弱虫ペダル(袋とじ写真集:小池里奈)
15号(3月11日発売)→表紙&ポスター&連載再開:聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
16号(3月18日発売)→表紙&袋とじ:ドカベンスーパースターズ編
17号(3月25日発売)→表紙:範馬刃牙(板垣恵介画業20周年刃牙特大号)
-----------------------
なんと、この2ヶ月間に発売された8号の間にはグラビア表紙はたったの1回しかないのです。表紙以外にグラビアがある号も2号しかありません。
秋田書店ホームページから過去の表紙は確認できますが、去年の後半辺りはおよそ1ヶ月(4~5号)に半々くらいでグラビア表紙:漫画表紙のペースでした。雑誌の顔である表紙を掲載作品の表紙で飾り、それも『範馬刃牙』や『元祖!浦安鉄筋家族』などといったロングランヒットの作品だけに偏らず多くの作品を表紙にしようとしているように思えます。
特集も『GO16歳!』と銘打って、週チャンが誇る熱く面白いスポーツ漫画『弱虫ペダル』『バチバチ』『ANGEL VOICE』にスポットを当てるなど、非常に自誌の作品に自信を持った”攻めの姿勢”になってきていると思います。これだけ面白い作品が揃っていて、知名度が低いのは勿体無い。バキや浦安だけ読んで後は読まないなんて勿体無い!と思っている読者としてはこの姿勢がとても嬉しく感じるのです。
そして前述の新連載攻勢。
時期が少し遅れての連載開始となったまりお金田先生を除くと、今回の新連載陣はすべて週チャン再登場の作家陣によるものです。
読みきりや短期だったにしろ、はたまた打ち切りの憂き目に合ったにしろ、再登場の作家ということはそれだけ読者からの再登場を望む声が多かったということではないでしょうか。
そういった先生方がまた週チャンに帰還するべく練りに練ったであろう新連載、どれも相当の力が入っているということは想像するに難くありません。
短期連載だった『透明人間の作り方』は今号で終了しましたが大変好評で単行本化を望む声も多く聞こえます。
『ハンザスカイ』『シュガーレス』『ケルベロス』『AL』も多少好みで違いはあれど、どれも面白い!という声を非常によく聞きます。『AL』は4月、他3作は5月に1巻発売とまさに読み始めるなら今の時期!と声高く叫びたいです。
2010年、チャンピオンはかなり「本気」で、「漫画」で勝負を仕掛けてきている!
これを機にチャンピオンと出逢う漫画好きが増えていくことを切に願っています。
コメント
コメント一覧 (2)
特にようやく始まった車田版冥王神話が熱すぎる…どうなるのか楽しみで仕方ないです
車田先生の冥王神話も面白いんですが、いつまで続くのかだけが不安です…。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。