意図せず1巻おきの感想となってしまっています…『GIANT KILING』19巻の感想です。
19巻の感想といいますか、もう正直今回はサックラーが可愛いって言いたいだけの更新です。マトモなレビューを読みたい方(というかそんな気持ちでうちなんかを訪れてくださる方がいたらほんと申し訳ない限りですが…)は回れ右を推奨なのです。
いやほんと深刻なレベルで可愛いんですけど、サックラー。
今年2部リーグから昇格したばかりのモンテビオ山形監督・佐倉。達海とはオールスター戦の指揮でいいコンビ?を見せていました。達海を憧れの存在とし、またそれ故に達海率いるETUを倒すことに並々ならぬ意欲を見せます。奇しくも共通点の多い2チームの対戦、一体どう転がるのか…。
と、漫画として十分な見所であるのは重々承知の上でサックラーかわいすぎる。研究熱心で、チームが1部昇格直後ながら中位に留まっている事実からして監督としての実力は確かにあるものの、どこか決まらない、締まらない。いいこと言ってベテラン選手のケン様に褒められて赤面でしどろもどろ。カッコよく登場して試合前の選手たちに戦術を伝えようとしたのにすっ転んでメガネが吹っ飛んでてんやわんや。
どういうことなの…。ヒゲにメガネでドジっ子とかずるすぎる。おっさん+ドジっ子のコンビネーションはあまりのかわゆさ力の高さゆえに神が禁じた組み合わせといわれています(嘘)。
それでいて結構本当に格好良いことも言っちゃうんだけど、自分のビッグマウスに自分でビビって呼吸困難とか!ああまったく締まらない!だけどこっちまで息が詰まります。なんだこれ。なんだこれ。サックラーが可愛すぎるせいだ…。息が詰まるほどLOVE…略していきつら。
サックラーはタッツミーに大層あこがれているというのにタッツミーからは「印象薄い」という評価なのもせつないです。それでもってサックラーのほうが年上だなんて…ここまで隙のない萌えキャラに出逢ったのは久し振りな気がしますよ。
サックラー可愛いばっかりでまったくもって萌え豚もいいとこなんですが、19巻でマトモに好きな場面の話も添える程度に少しだけ。
まず一つ目は椿がサポーターにお礼に行く場面です。
椿の「ありがとう」という言葉によって…それぞれが何かを掴むんですよね。そもそもサポーターの応援に対して選手は、言葉でなくプレーで返して然るべきなのですが、それでも…応援が確かな力になっていることが伝わり、通じ合う瞬間は感動的でした。そんな距離と見えない壁を自然体で飛び越えてしまうのが椿という選手なんだなあと思います。
そしてもう一つはゴールキーパー争いのくだり。
これは本当に…身にしみて解るといいますか、辛いです。実際の試合でゴールマウスに立てるゴールキーパーはたった一人。そんなシビアな部分をさりげなく描いてくれてやはりジャイキリは良い作品だな…としみじみ思いました。
サックラー可愛い言い過ぎて病的ですが、それは置いといてもついに今週末からJリーグが再開というタイミングでジャイキリの新刊が読めて、さらに気持ちが高まりました!心から「読めて幸せ」って思える漫画です。
過去エントリ
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【妄想注意】『GIANT KILLING』ETUvs大阪ガンナーズ戦をETUサポーターブログ風に語る - 漫画脳
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