毎月感想書くと決めてからいきなり更新が滞ってました;
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今回の舞台は地上。
棚子ちゃんの視点で、耕太を失ってからのそれぞれのその後を見せていきます。
髪を切った井上、耕太の机を残そうとしていた西野達、耕太の死をいまだ受け入れられない部長…。
確実に日々が過ぎていくものの、いまだスケベで騒がしくてトラブルメーカーな耕太の存在の大きさを埋められないままの日常。
そんな中、棚子ちゃんは何かを忘れていることに薄々気が付き始めます。
悩む棚子ちゃんの前に姿を現したのは伊鈴ちゃん。
ヒントを残しつつも、「自分で思い出せないと解けない」と告げてその場を立ち去ります。
放課後、一人で柴木家を訪れた棚子ちゃんは、耕太の部屋に足を踏み入れ「ある物」を見つけます。
その「ある物」をきっかけに、ついに棚子ちゃんの記憶を封じていた魔法が…。


記憶封印魔法がいささかあっさり解けすぎのような感はありますが…
しかしその見せ方(魔法が剥がれ落ちるような描写の仕方)ときっかけにあのアイテムを持ってくる展開にはグッときます。
たとえば弱虫ペダルでは自転車レースを描いているわけですが、るるもにおける魔法と効果音の描写力はこの世に存在しないものなのに強い説得力を感じます。
アニメっぽい、というと語弊があるかもしれませんが、渡辺先生の頭の中では映像や音がしっかり構築できているのだろうなと思います。
そしてそれを線で描けるのだから凄い。


棚子ちゃんが最初に拾ったのはるるも達が地上に降りてきたときに落ちてきた欠片…かしら?
それにしてもこんなに棚子ちゃんが重要キャラになるとは予想外でした。
資質はある子でしたが…。
るるもの初めての地上での友達である下村さんが魔界編入ってから目立ってないので今後の活躍を期待したいところです。
伊鈴ちゃんが言った通り、「自分で思い出さなければ解けない」わけなので地上に残る他の人々が記憶をすぐに取り戻せるかは別問題で。
棚子ちゃんがどういう行動に出るか、地上に降りてきたるるも達とはいつ出逢うのか相変わらずこれから先も気になる事ばかりです。



あれーそういえば柴木たちの町の地名って見開きで「町角駅」って名前が出てるのが初めてじゃないですか?
町角駅って名前は何かのどかでいいなあ。


さてもうすぐ次号も発売ですが4月には待望の魔界編2巻も発売ですね。
先生のブログによるとZINとアニメイトでは今回も特典があるようなので全力でいきます全力で。