新展開でもありますが、次々と衝撃の事実が明らかに…。
ネタバレ全開につき、たたんでます。

無事魔界に辿り着いたるるもと耕太。追手からなんとか逃れつつも管理局の魔女たちが着用している衣装を奪って「皇幣宮」へ忍び込みます。
そこで偶然にも2人が出逢ったのはるるも達を追い詰め、今回地上に追撃部隊を送り込んできた408隊の隊長、通称ナミダ紋様の仮面の女・ジロ。たまたま衣装を奪った相手が408隊の者たちだったため、己の部下たちと思い込んでかるるもと耕太に語りかけてきます。ジロに案内されるがまま、2人は皇幣宮の中で目を疑うような光景を目の当たりにすることに…。


その前に。るるも達魔女が魔力を発動させる際に唱える「開け、魔力の門」という言葉には魔界でも上級魔女の一部しか知り得ない秘密が隠されていたことが明らかにされました。
その秘密とは…人間たちの魂が結晶化した「魂晶」が集められた「魂晶の壁」の中心には”魂晶の目”というものがあり、集められた魂晶はエネルギー隊に変換されて魂晶の目から管を通り…「魔力の門」に繋がっていく、というもの。
つまり…魔女達が使う魔力の元は人間の魂であったもの、ということになるんですね…これはちょっとゾクッとする事実でした。るるものような下級魔女はそれすら知らずに魔力を使っている、ということでもありますし…。


話が前後しますが、ジロが2人を案内した場所には小型の「魔力の門」、そしておびただしい数の魂晶が…!
ジロは魔界で革命を起こす計画を立てているようですが、相当数の魂晶は莫大な魔力として利用できるということになります。何を企んでいるにしてもかなり危険な匂いが…そして何より、るるもに着せられた濡れ衣は大量の魂晶を盗んだという罪です。盗まれたと思われる魂晶はジロの元にある、ということは真犯人がジロもしくは408隊のジロの部下であって、るるもはその罪を被せられたという可能性が非常に高い。
これがジロの抱く理想の魔界に近付く為にはるるものような下級魔女1人の犠牲はやむなし…ということであれば非常に胸糞悪い話です。ジロにどんな過去があり、どんな理想を抱いているかはまだ不明ですが…。
しかし408隊の衣装を着ているとはいえ実際に近くで話をしながら自分の部下が入れ替わっていることに気づかないということがジロほどの魔女にあり得るのでしょうか。もしかしたら気が付いたうえでるるも達にこれを見せに来たという可能性もあるのか…?


部下とも気軽に口を聞く意外な気さくさを持っていたジロの印象に耕太も少し困惑した様子。「自由」という言葉を口にするあたりから見ても、彼女が抱く理想自体はそう悪いものでもないのかもしれません。ではこの魔界のシステム自体を作ったという魔王はいったいどんな存在で、ジロをここまで駆り立てる出来事が過去にあったというのでしょうか。いよいよ核心に迫りつつあるようで、次回を緊張しながら待っています。