今年もやってまいりました、チャンピオン読者が選ぶこのマン的な何か企画。
今年は創刊記念ということで設けました「別冊少年チャンピオン部門」から発表させていただきます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!


[基本ルール]
別冊少年チャンピオン部門
・対象:2012年創刊号~2013年1月号までに別冊少年チャンピオン本誌に掲載されたマンガ作品から上位3位まで選出。(投票は3作品以下でも可)
・1位=3P、2位=2P、3位=1Pとしてカウントします。
・同ポイントの場合、投票人数が多い作品が上位カウント。


[参加人数]
18名


それでは、ベスト5をカウントダウン形式で発表いたします。


第5位(10P/4人) 
『サクラサクラ』もりしげ

「それぞれ事情のあるラスジェネ3人が高校で出会い深めていく絆。天然な春くんと素直じゃないけど優しい桜子ちゃんと謎深き桜花ちゃんのこれからの展開に目が離せません。」(ぷろんとさん)
「ブラックな設定を感じさせる物語もたまらんのですが、そんな状況下で仲良く暮らす彼らの生活が見せる楽しさと儚さの隣り合わせ感もすごく好きです。」(ササナミ)
「超少子化時代で、
鳥カゴの中で暮らしている少年少女の話。
鳥カゴの中で満足している男の子と
鳥カゴをぶっ壊そうとしてる少女。
と変な女の子。
定められた運命を打破せよ!」(つのしゃんさん)
「もりしげ先生の作品に共通する、陰湿な雰囲気…これが少々苦手なのですが、ただそれを含んで、続きの気になる作品になっています。本当に、顔の出てこない老人達は何を考えているのか。」(えぬさん)



第4位(10P/6人) 
『眠らないでタエちゃん』中村ゆきひろ
「いつでもどこでも眠くなるタエちゃんが眠気に耐える、というだけの話ですがこれが面白い。ミフネちゃんがかわいい。」(ぷろんとさん)
「とにかく隙があってもなくても、すぐに眠ってしまうタエちゃん。巨乳設定だったり眠りそうなときの表情だったり、お色気を意識していますが、絵柄は基本ほのぼのです。ただ、温泉旅館での探偵編など、いろいろ趣向を凝らしているショートギャグです。」(えぬさん)
「タエちゃん含め女の子の描写がエロくて面白いです!
 特に書き文字を塗り潰すと全裸の様に見える
 仕掛けは素晴らしかったです!」(中備さん)
「週チャンで被害妄想少女うれいの日常を描いていた中村ゆきひろ先生が画力も大きく(主にエロ方向に)進化して帰って来ました。
眠いのを我慢する女の子がいかにエロ可愛いかという新しい性癖に気付かせてくれた作品です。
ハシラのおまけなどのノリはうれい時代そのままなのがまた嬉しいですね。」(一作さん)



第3位(14P/6人) 
『ハダカノタイヨウ』吉木まさかず

「マンガを読み続けている大人、という読者から見た時に、「マンガ」を「描く」ことに言及するネームの真理ぶりがよい、少年マンガとしての夢込みで。熱い。」(原原カカリヤさん)
「漫画描き漫画に若干辟易気味だった自分がぐうの音も出ないほど熱い。姉崎さんと冥士さんはメンタルがもはやプロだろ!かっこよすぎる。」(ササナミ)
「『畳の上のミクロ』からの進化っぷりに驚き、姉崎さんと冥士さんのキャラにやられた。」(コンピー鈴木さん)
「人気作の続編や移籍組を除いて生え抜きで一番面白いので頑張って欲しい」(S太さん)



第2位(19P/8人) 
『サンセットローズ』米原秀幸
「フルアヘッド!ココの世界での海賊譚。米原先生ならではの魅力的なキャラとスピーディーな展開は文句なしに面白く、これからの冒険にワクワクしています。」(ぷろんとさん)
「「男気」を描く王道ファンタジー。海賊というキャラクター達の、意地が心意気が欲までもがカッコいい。(悪役ですら!)しみじみしびれます。」(原原カカリヤさん)
「『ココ』のことはいったん忘れてこのマンガ、何しろ男がカッコいい。主人公チェリー・ブラッサムが血気盛んなだけの若造と見せかけて、その実腕が立つ! 心が強い! やるべき時にやるべき事をやってくれる! まさに英雄の資質アリの大器。」(杉浦印字さん)
「やっぱ米原先生の冒険活劇はおもしれーなー。
 少年誌にはこういう作品がないとね。」(だんなさん)
「直球で冒険活劇してるとこが好き。シャムがかわいい。」(コンピー鈴木さん)
「内容は本当に、面白いの一言です。
 何が面白いのかということを考えても仕方が無いほどに、全てが面白い。冒険ものとして完成されていて、毎号安定して楽しいです。」(こぱんさん)
「今のところフルココのキャラが出てないのにしっかり読ませてくれるのは流石の一言」(S太さん)



第1位(23P/9人) 
『みつどもえ』桜井のりお
「ともかく桜井のりお先生が帰ってきてくれた、それが何よりの慶事。昔の切れも戻っていて、毎月期待できます。松岡の狂気に磨きがかかりましたね。」(えぬさん)
「アニメの番宣だけ見て「よくわからないが日常系萌えぷに系かしら」と思ってる人にこそ読んでほしい、そして日常系という言葉が似合わないにもほどのあるテンションで巻き起こるあってはならない事件の数々に衝撃を受けてほしい。」(杉浦印字さん)
「週刊の方で1年4ヶ月休載したのち再開してからの移籍、
 再開してからもその勢い面白さは全く衰えてませんでした!
 相変わらずかわいくてエロス、
 そしてギャグオチへの構成が素晴らしいですね~!」(中備さん)
「月一でもみつどもえが読める喜び。 」(あわわさん)
「別冊に移籍して週刊では読めなくなりましたが、定期的に読めるだけで十分な心境です。
本当に自分はみつどもえを好きだったんだなあと再認識。」(一作さん)


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週刊少年チャンピオンからの移籍連載『みつどもえ』が1位となりました!
長期休載からの復活ということでとにかく再び『みつどもえ』が読める事実を喜ぶ声が多かったです。
2位は『フルアヘッド!ココ』の外伝という位置付けながら未読層の支持も得て『サンセットローズ』。
表向きの看板は『創面』『クローズZEROⅡ』ですが、実質的な別チャンの看板作品はこの作品なのではないかな、と思います。
やっぱりチャンピオンっ子は米原先生が大好きだな、という印象です。
3位に純粋な別チャンオリジナル作品『ハダカノタイヨウ』がランクイン。
週チャン連載時からの格段な進化を果たした吉木先生に期待の声が集まっています。
4位『眠らないでタエちゃん』はショートギャグ枠ながらお色気と凝ったネタが人気。
5位『サクラサクラ』は久し振りに秋田書店雑誌に復帰のもりしげ先生最新作。
女のコが可愛い系漫画ですが、ダークさを伺わせる描写もクセになる作品でもあります。


では、6位以下のランキングもピックアップコメントと共にご覧ください!


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第6位(8P/5人) 
『ブラック・ジャック創作秘話』作画 吉本浩二・原作 宮崎克
「本当にこの人の絵で描かれる「手塚治虫のくったくのない笑顔」ずるいと思います。」(杉浦印字さん)
「良くも悪くも神さまとんでもない!! という話から、その周りの人をメインにした話まで別冊に移って(というよりは1巻発売以降)から幅が広くなりました。その分、タイトルからますますかけ離れてる気もしますが、とにかく異常なほどの情熱が伝わってきます。」(こぱんさん)

第7位(4P/2人) 
『魔法少女オブ・ジ・エンド』佐藤健太郎
「まじかるー
 まじかるー」(つのしゃんさん)

第8位(3P/1人) 
『妖虫奇談』忌木一郎

第9位(2P/2人) 
『サイケデリック寿』西森茂政
「ギャグ漫画なので好みに拠ると思いますが、
 自分は西森先生の勢いのあるノリが好きです!
 また、女の子もかわいいです!(中備さん)」

第10位(2P/1人) 
『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』漫画 手代木史織・原作 車田正美
『バキ外伝 創面』漫画 山内雪奈生・原作 板垣恵介・原作協力 浦秀光

第11位(1P/1人) 
『しこたま』ニシカワ醇
『少年Y』作画 とうじたつや・原作 ハジメ
『スパイスボーイ』深谷陽


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以上です!
「週刊少年チャンピオン読者が選ぶ」なので移籍作品に人気が集まるのは納得ですが、
新作にも面白い作品が色々生まれています。
別チャンを読んでいない週チャン読者さんにも気になる作品を見つけていただければ嬉しいです!


次回は「チャンピオン以外編」の発表です!