魔力の源となる「呪文字(まじもじ)」を「言ノ葉の書」に集めるため、地上の中学校に通うことになた3人の魔女。
しかし新主人公?のるしかは制服の可愛さにはしゃぎっぱなしで任務のことはそっちのけ…不安だらけな一行の学校生活がスタートします。

スラガ二兵といまだ名前も不詳の星を背負った魔女さんの2人は物理的な方法で文字を定着させようと一人でそれぞれ奮闘を始めますが、るしかは魔界にはなかった「学校」というものを楽しもうと、案内係のクラス委員・田部優子さんと共に隅々まで歩き回ります。
運動神経や頭脳に関しては普通の人間を凌駕する実力を持つるしかはあちこちで活躍しては周囲の生徒からの羨望の眼差しにご満悦。
頭脳はともかく、運動神経に関してはるるもはまったくダメだったのでやはりるしかは13級とはいえ基礎能力は高いのかもしれませんね。


使い魔のJJが心配するほど、任務の事を考えていないようにしか見えないるしかですが、一応は「言ノ葉の書」に文字が定着させるアイディアを考えていました。
それは「声の大きさ」…というわけで放課後は体育系の部活に幾つも体験入部しては周囲の大きな声を集める手段をとります。
…そう見せかけて、色々な部活の衣装を着てみたかっただけのようでもあるところがるしからしくもあるのですが。


しかし、中学生としては完全無欠で何に対しても物怖じしないようにしか見えないるしかにも一つ弱点が…それは「男性」の存在。
元々、この世界の魔界には女性しかいません。地上に来て初めて男性に接したのであろうるしかは、チャラい男子生徒に声を掛けられて怯えてしまいます。
行動を共にしていた田部さんは、そんなギャップあるるしかの態度を見て優しく「私が守ってあげます」と声を掛けます。
その言葉に、ある異変が…。


放課後、監査官を勤めるるるもが待つ理科準備室で成果を報告するも、誰もうまく定着はさせられず気落ちします。
しかし、るしかの言ノ葉の書にたった一言、定着する呪文字が。
それは田部さんがるしかにかけた「守ってあげる」という言葉でした。
「心からの言葉でなければ定着しない」という説明が1話にもあったと思いますが、まさしくそういうことだったのですね。
うーん、そう考えると学校中で活躍してきたるしかに対する周囲の歓声も心からの感嘆だったとは思うのですが、定着させるには相当ハードルが高そうですね。
それにしても、その言葉がいつ誰に言われたか覚えていないるしかはらしいといえばらしいですがちょぴり淋しいものが…。
田部さんがんばれ!2話にして百合臭がしてきてわたしは興奮しております!


もうひとつ気になるのはるるものことなのですが、この学校に先生として常駐しているということは前作『魔界編』から結構時間が経っている舞台設定なのでしょうか?
『魔界編』ラストでは、柴木たちのクラスに転入してきたところで終わっていますからね。
数年後…ということならば柴木たちの成長も見られそうなのですが、いかんせん魔女は見た目で年をほとんど取らないので時間の経過が分からず、もしかしたら何十年後ということもありうるかもしれないんですよね…。
心配しすぎかもしれませんが、どうせならその後の柴木や地上の面々がどうしているかもチラッと見られたら嬉しいんだけどな。
あ、もしかしたら「中学校」という舞台からすると、前作で小学生だった柴木弟こと誠太郎とチョコちゃんが中学生になっているという可能性もあったりして?チョコちゃん好きとしては期待したいですね!