気が付いたら12月号が出てしまって、
気が付いたらもうすぐ1月号も出てしまうので2号分の感想を連続で。
1か月って早い…2か月も早い。


前回「痛い」という呪文字が定着することに気付いたモモヒメ。ようやく任務を遂行させる手がかりを得たことからやや上機嫌になっているところをるしかに気付かれて若干の気まずさを覚えつつも、自分だけの秘密の方法で呪文字を収集しはじめていました。
ぼんやりしているようで意外とめざといるしかは、モモヒメの「言ノ葉の書」に「痛い」という文字がびっしり定着している事にも気づいていましたが、任務に強く感心を持っていない(いや、それじゃダメなんですが!)のであまり深く気にしていなかった様子。しかし、最近近所で通り魔が出るというウワサを聞きつけたスラガはいつも一人で行動し、さらに「痛い」という文字を定着させていたというモモヒメが通り魔をして呪文字を収集しているのではないか…と疑い始めます。


通り魔がよく出るという公園で待ち伏せをしてたスラガ(と、連れてこられたるしか)は実際に通り魔に遭遇しますが、出会った相手はモモヒメではなく不審者の男。対抗しようにもスラガは自慢の剣を持ち忘れていて、るしかも慌てて呪文字で魔法を使おうとするもなかなか言ノ葉の書を鞄から出せずにかなりの危機的状況に陥りますが、間一髪のところを通りかかったモモヒメに救けられます。


他人とは関わらないようにしていたのにせっかく集めた呪文字を使ってるしかとスラガを助けてしまった自分の心境の変化に疑問を抱きつつも、再び一人で行動するモモヒメ。彼女が訪れていたのは公園の近くのペットショップで、ペットショップで飼われているウサギに餌を与えながらお客から発せられる「カワイイ」という言葉を収集していたのでした。


恐怖が定着するのなら「カワイイ」も定着するというモモヒメの読み…正直、そこに若干の説明不足感はあると思うのですが要するに感情から湧き上がる言葉が定着するという気づきということで良いのでしょうか。(だとすると、やっぱり学校に来たばかりの時に活躍していたるしかに向けられた歓声が定着しないのは何でだろう…とも少し気になるのですが)
まあ、何にせよ前回のラストで感じられた不安材料が杞憂で済んでモモヒメの優しい一面が見られたのは嬉しいです。モモヒメのことを疑ってしまった上にまたしても剣を忘れてスラガさんはいいとこなしでしたが、るしかは何も考えていないようで結構目ざとく、鋭いので侮れませんね。モモヒメは相変わらず普段は馴れ合うようなキャラではありませんが、るしか&スラガはいつのまにやらボケ&ツッコミとして良きコンビになりつつあるところも面白かわいい。

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ところで、前回書こうとして忘れていたのですがモモヒメのフルネーム「マ・リース・モモヒメ・P.J」は伊鈴ちゃんのおばあちゃんのフルネーム「マ・リース・ラ・リリス」に似ているんですよねえ。もしかして親族とか、何かしら関係があったりするのかしら…。