週刊連載の「弱虫ペダル」、毎月刊行だった復活版「制服ぬいだら♪」と比べると、ものすごーく久し振りに感じます。待ちに待ちました「まじもじるるも」3巻です。
ひまわりとるるもの表紙がステキです。作中にもひまわり畑が登場しますが、以前渡辺先生が日記で書かれていた状況と今も同じであれば、るるものペン入れは渡辺先生がひとりでされているそうなのでやはり物凄い仕事量だと思います。ファンとしては本当に幸せに過ごさせていただいていますが、お身体だけはたいせつにしていただきたい…!
さて3巻ですが、何から書いていいか迷うくらい今回も見どころもりだくさんです。
いつの間にやら学校の面々に溶け込んで、皆に愛されるるるも…チロのるるもに対する絶対的な信頼と忠誠の理由…そして進むようで進まないシバとるるもの仲…と。
相変わらず女子にみさかいなく、暴走しきりなシバですがるるもへのほのかな恋とも呼べる感情と、人と子魔女という種族の壁を前にしての複雑な想いも垣間見られます。

一方るるもにも微かな表情の動きの中の喜怒哀楽やときめき、ちょっとした嫉妬のような感情が見られてますます可愛いのです。るるもは魔女に戻る為に人間界での修行をしているというのに、知らずのうちに「人間らしさ」を徐々に身につけていっているような気がします。
そんなるるもの魅力に周囲の人々も惹かれはじめていて、女子たちでバンドを結成することになる16話などにはそんな様子が特に色濃く描かれています。なにをしてもおちこぼれでずっとずっと独りでいたるるもがいつの間にか皆の笑顔の中心に居る。そしてシバとるるもの2人で動き始めた物語が、いつの間にかまわりも巻き込んで騒がしくもどんどん楽しさを増していっています。
…ところで、3巻の要注目キャラには風紀委員の泉強子さんを推したいと思いますが如何でしょうか。
前から気になる存在ではあった強子さん。3巻になっても特別メインで描かれるエピソードはないものの、バンドではその力強さからドラムとして採用され演奏中には魔女っ子コスも披露。

これがまた意外なほどかわいいと思うのですよ。
2度3度登場することによって深みが増していくのが渡辺先生作品の女子っこの味わい。
次はそろそろ、風紀委員のメガネちびっ娘の名前が知りたいですわあ。
おっともちろん人間化したチロもね。しっかりもののイメージがあったチロですがコロコロと表情を変えてはしゃぐ姿は大変かわゆいです。というかまあ、ぶっちゃけ、少女化鳴子っぽいですがw

ケモノだから恥ずかしくないもんー。って、ええー。
この後耳としっぽだけ戻って若干マニアックな形態になったりもします。渡辺先生の描かれるネコミミは「生えてる」感がたまらぬ。
さらに26日発売の少年シリウスにはるるも着せ替えカバーが付いてますYO!楽しみ楽しみ。
あと余談。帯裏の「制服ぬいだら♪」広告の「渡辺航も待っていた!!!!!」に笑った。も、っていうか渡辺先生がいちばん待っていらしたのではないかしら。2ばんめくらいでいいですよわたし。