遅くなりましたが恒例の制服ぬいだら♪新装版ご紹介です。

今回の表紙&帯はこれです。どん。
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まさかの人選。
みのり不在の表紙は初…な上にメインエピソードは1回しかないこのふたりが表紙とは…!マニアはニヤニヤするしかないっ。

個人的に制服史上、5本指に入るフェイバリットキャラなのが手前のツインテ(が片方とれてる)のちっちゃい娘、姫上 鈴(ひめかみ すず)ちゃん高校1年生。ちっちゃいけど高校生です。菊子のツッコミに憧れ、弟子入りを志願してきますが…
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この娘のツッコミは果てしなくズレています。
そう、彼女は 突っ込まれる側 なのです…!
それでも(本人はきづいていない)懸命にツッコミに励む姿がシュール可愛いのです。そして奥にいるハサミ女子、「黒蝶のお銀」こと水銀さんとの関係は…読んでからのお楽しみ。


さて、4巻の最大のみどころ(と個人的に思う)なのが「もぎとプリンとランドセル」。
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はじめてふるるんとプリンが立ったのでおねえちゃんに見せるためにそのままおでかけするもぎたてに、色々なハプニングが襲いかかります。ああ、なんて絶対的に平和な世界。こういう、「制服」らしい可愛くて平和で傷つく者がいないのに退屈が無い、起伏のある話の発想が考えられるのが渡辺先生の素晴らしいところだと思います。のんびりのんびりだけど一生懸命なもぎがとてつもなく愛おしいです。

ついでに以前紹介したことがありますが、当時のカラー扉(コミックス未収録)がこれです。
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何度見てもかわいすぎる…。


そんな感じで今まで通りのドタバタとゆるゆるお着替えも盛りだくさんながら、4巻は片想いエピソードの数々もまた見どころのひとつ。
同じ片想い中のニミーを気遣う優しさや、今まで以上に道真くんへの恋のアピールを決心するも空回り、転じてちょっとだけ前進?とサブキャラだけでなく、みのりからも目が離せません!
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この場面は何度見てもニヨニヨしてしまう…。とはいえ、この後勘違いとすれ違いでみのりは失意に落ちることにはなるのですが…ここと、(第一部)最終回の「ぱぁん」の描写はガチ。素晴らしく少女漫画してます。効果といい、表情といい、本当に綺麗です。全景はコミックスで見てね!!

…REDで連載してたんだぜ、これ…。


コメディ部分もぱんつ部分も素敵ですが、「片想い女子」とか「一生懸命女子」の可憐さ、美しさを描くことに渡辺先生は非常に長けています。というか、それらすべてが同居する「制服」ワールドは唯一無二のもの。やっぱりこの漫画はわたしの宝物です。