だいぶ遅くなりましたが半年間限定の恒例行事・制服ぬいだら♪新装版レビューです。
今回の表紙&帯はこちら。どーん!
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帯には「パンツ」か「ネコミミ」かとありますが…
実際にはこの一冊に他にも「ネコミミ園児コス」「柔道娘」「喪服」「魔女っ子」「忍者っ娘」「Aカップ」「ねこぱんち」などの要素がふんだんに詰められています。正直、最強だろ…!勿論、「片想いっ娘」もね♪

今回は収録エピソードの中からふたつをご紹介。

ひとつめのご紹介は「ラブリーうがうが」
うが子こと柔道娘・南チョコの片想いストーリーです。

柔道一筋の脳ミソ筋肉系娘チョコ(口癖…というか口にする言葉がほとんど「うが」)が親友でクラス副委員長の優等生・北島バニラに連れられて行った図書館で出逢った本を愛する図書館勤務の青年「春山読書」に恋をして、再び会いに(&借りた本を返しに)行くというお話…なのですが、緊張のあまり無意識のうちにデストロイ行動に走ってしまうチョコに加え、ドリモンも登場して大騒ぎになってしまいます。

それまでほとんどワキ役だったチョコにスポットが当てられたことも嬉しい一話。そのばか力で大変なことになりつつも恋する乙女なチョコはとってもキュートです。
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発する言葉こそほとんど「うが」ですが、コロコロ回る表情と頭のお花が咲いたりしぼんだりして言葉以上に想いを語っている様もまさしくラブリー。なんだかんだでちょっとだけ歩み寄れるラストがほほえましいです。そして「闘衣瞬着」は燃える!


ふたつめのご紹介は「ママ 陰宮寺魔々美」
ののたんとママのハートフル?ストーリーです。

「ママの命日」にお墓参りに訪れる呪々美と、それを聞き駆けつけたみのり・菊子。しかしその墓前にやってきた陰宮寺ファミリーの中にはすこぶる元気なののたんママの姿が。しかし、よく見るとママには…足がない。そう、ママは本当に3年前に亡くなっていたのですが、「悪魔に魂を売って」この世に残り続けていたのです。

霊体となって、生前よりも好き勝手に動けるようになったママのいじわるに呪々美は複雑な気持ちでいました。ついに自らの手でママを成仏させようと動きますが、悪魔との契約によって手に入れたママの力は想像以上に強く…。

基本的にはコメディ色が強い展開なのですが、母娘の想いの交差にほろりとさせられます。そして何より「(すったもんだの末)ママに乗り移られたののたんの強制Aカップご開帳」は制服ぬいだら♪史上に残る名場面と思うのです…!
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(ご開帳場面はコミックスで見てね!!)
その手の人(?)は絶対に見ておくべき。見ておくべきです。(大事なことなので)


その他ステッキのトラブルでネコ化したみのりと道真くんのやりとりにほんわかしたり、ニミーとみのりが心を通わせる姿にほっこりしたり、みのりが直った途端他のみんながネコ化したり、見所は書ききれないほどもっさりです。特に制服レギュラーキャラ総ネコ化は圧巻。ケロパンダがネコケロパンダに…。おまけ1Pまんが「制服にゃんだら♪」のかわゆさも必見モノです。


以上の秋田書店版との同様の内容に加え、新規4コマは今回も収録。今回はオチがちょっとブラックですが…(汗
さらに秋田版カバー下イラストギャラリーまで収録とかゆいところまで手が届く仕様でマニアもニッコリです。


そして次はいよいよ、幻の6巻が発刊になります!渡辺先生の講談社版新規あとがきを読んでも、かつての無念さ・そして今回の喜びが伝わってきます。わたしもすんげーうれしいです。どれだけこの日を待ち望んだことか…。さらに!あの増刊ヤングマガジン読みきり作「アフロスピード」も同時収録ということでまたまためでたい!!当時の雑誌を購入しておらずそれを悔やむ日々だったのでなんとも嬉しい話です。もうこのままサプリメンも発刊してくれればいいじゃないかな…ていうかお願いします…。


それでは次回は今月末、「新刊」制服ぬいだら♪6巻レビューを出来る喜びを噛み締めつつ…。