さて前回でルシカたちが魔法反応の事故で過去に飛ばされてしまったということで無印『まじもじるるも』時代のお話になります。アニメ化合わせという感じですね。すっかり懐かしくなった、柴木家での一幕です。
ある日のるるもは柴木弟のセイタローに頼まれたことから、水槽の金魚(?)のエサやりにハマっていました。しかし、るるもが「金魚」だと思い込んでいたのはオタマジャクシ。耕太のツッコミも耳に入らない程るるもは「クロ」「キン」「ギョ」と名付けた3匹のオタマジャクシの観察に夢中。それだけならばよかったのですが、オタマジャクシといえば…るるもの苦手な「アレ」に成長するものです。
同じ時期るるもを海に誘おうとしていた耕太は、水着の柄を選ぶためにチロから「るるもの嫌いなもの」をリサーチしていました。以前から作中で描写はありましたが、滅多に好き嫌いを言わないるるもが唯一苦手とするものはずばり「カエル」。それを聞いた直後はあまり気に留めていなかった耕太ですが、ある日の深夜るるもが手塩にかけて育てているオタマジャクシがカエルに成長するものだということを突如思い出します。が、気付いたときには時すでに遅し。既に成長してカエルとなったオタマジャクシたちは、柴木家のどこかにまぎれこんでしまっていたのでした…!
たまたま起きていたるるもはカエルと遭遇し倒れてしまうものの、チロのナイスアシストで3匹中2匹は家から追い出すことに成功。もう1匹はるるも達の部屋に入り込んでいったため、耕太が見つけ出してくると意気込みますが何というタイミングの悪さか、るるもが部屋で「生物巨大化水溶液」の実験を行っていたため、るるもの部屋に入り込んだカエルは超巨大化してしまいます。巨大カエルは「忍者じゃじゃ丸くん」のごとく(古い?)目に入った耕太のことを丸呑みしてしまいますが、耕太のピンチにるるもが立ち上がります。
元はるるもが一番気にかけていた”ギョ”という名のオタマジャクシだった巨大カエルは、るるもに諭されて耕太を吐き出し、大人しく夜の街に消えてゆくのでした。
いくら可愛がっていたとはいえ、やはり元々卒倒する程苦手なカエルが超巨大化しているのだからるるもにとってどれだけの脅威だったことか。それでも耕太とチロを守るために必死になるるるもはカッコよいです。そして、どれだけ苦手でも傷つけたりはしないあたりが優しいですよね。(耕太がチケット切れる状況じゃないので魔法が使えないというのもありますが…)
一方ルシカたちは手元から消えてしまった「言ノ葉の書」を探し…つつルシカは軒下で暮らしやすそうな場所を見つけてしました。この子はやはり楽天家というのかある意味逞しいというのか…。
今回はすっかりルシカたちのことを忘れてしまうくらい(←)自然にかつてのるるも達の日常を覗いた感じの回でしたが、予告を見たところでは次回ルシカたちとチロがまた接触する模様。現代でチロがルシカたちとまだ一言も喋っていない理由も明らかになるのでしょうか。