るるも連載が1回休みの間に感想を書くのを忘れていたので2か月前の感想を今更書くの巻…。それでもやります♡


海から帰ってきて、そこでの出来事を楽しげに話すルシカですが…実は出かける前に、「目立つことはしない」という内容の誓約書を書いていったのにそのことをすっかり忘れていたという相変わらずの能天気ぶり。スラガさんはおかんむりですが、モモヒメの興味は「どうやって元の大きさに戻れたのか」の一点で…。


一方、耕太やるるも達はFHKの活動の一環として、夜の教室で”百物語”…百の怪談を語ってろうそくを消していき、最後の一本を消した後に「怪異」が起きるかどうかをカメラに収めるという実験を行っていました。
実験そのものよりも、夜の教室で私服の女子たちと共に過ごすという状況にテンションが上がっている耕太と西野・菅原たち。
怪談が苦手な井上は無言で気を失い、棚子ちゃんと沢下さんはキャーキャー恐がっているものの、耕太たちが期待するような「怖がった女子に抱き着かれる」ようなハプニングは一切起きません。
ましてやるるもは魔界からやってきた魔女。怪異やお化けの話なんかにはビクともしません。
しかし「オレの話はつまんない」と前置きしながら始めた西野のキャンプでの思い出話の、「カレーに落ちたカエルを食べてしまった話」がカエル超苦手のるるもにとってはどんな怪異の話よりも恐ろしい話で…。
結果的にるるもも気を失ってしまい、棚子ちゃん&沢下さんはドン引きで、女子たちからの好反応は一切ないまま百物語は淡々と進んでいきます。


そしていよいよ最後の1本となった時、話し始めたのは百物語の提案者でもある先輩こと部長。
その部長が発した驚きの言葉とは…「私は今夏カゼで自宅で床に伏している」というもの。
ろうそくが消え、暗くなった教室に明かりを入れるとその場には部長の姿はなく…戸惑う彼らの元に、「自宅で寝込む部長からの電話」が!
誰よりもこの実験を楽しみにしていたはずの部長の執念だけが具現化したようにこの教室に辿り着いてしまった…という、部長自身が出逢いたい「怪異」に彼自身がなってしまったというのが皮肉ではありますね。
慌てて教室から逃げ出した耕太たちに今更ラッキーなハプニングがあるはずもなく、気絶した井上とるるもを運びながらそれぞれ家に帰っていくのでした…。


るるもを背負ってなんとか家に帰りついた耕太、ここではもう怪異現象が起きることもないだろう…と一息つこうとすると目の前に小人が走る姿が…。
大パニックになる耕太ですが、その正体はモモヒメ。ルシカが元の大きさになれたという話を聞いて、チロの変身許可証を盗みに忍び込んだのでした。
一人密かに元の大きさに戻ろうとするモモヒメの目的は…?


テレビアニメの影響か西野がずいぶん目立った回でしたが、FHKの実験なのに福助たちがいないのに違和感がありました…。
アニメ放送の宣伝を兼ねていたのだとするとそろそろ過去編は終わりかなあ。
個人的には中学生トリオの話が普通に読みたい…。でもアニメが終わった今、この連載が今後も続くのかどうかも不安です。
いま渡辺先生は弱虫ペダル本編に加えてスペアバイクも月刊連載でアニメも放送中でそちらの仕事もあるのでしょうからかなり多忙だと思うので…。
画も荒れている印象あります、特に最近は…。 
元々この「放課後の魔法中学生」は本編が完全に大団円を迎えたあとのボーナスみたいなものではありますが、 
でも贅沢を言うなら、ルシカ・スラガ・モモヒメの日常ももうちょっと楽しみたいなあ。