舞台『弱虫ペダル』のひとつの大きな区切りとなった「舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER」を観劇してまいりました。
今回の感想はどうやってもネタバレありになってしまうと思い、大千秋楽のライブビューイング後に(自分の中での)おさらいをしつつまとめて書こう、と決めていたので今回は公演の内容に触れまくりです。ご了承ください。DVD待ちの方などはご注意を!
前回「野獣覚醒」ではチケットが手に入らずペダステ人気の沸騰ぶりにおののいていたわたくしですが、今回は運よくチケットを手にし生で観劇することが叶いました。3月11日の東京・夜公演に当選。会場外のグッズ列も凄い人で…。本当にとんでもない人気ぶりですね…。なんとかこうしてインターハイの最後までを生で観劇することが出来、様々な巡り合わせに感謝。
物語が進んでいくにつれ舞台の登場キャラクターも増えてきていますが、今回初登場の広島呉南は配役的には待宮・井尾谷の2人しかついていないにも関わらず、パズルライダーさんたち全員が呉南ジャージを着て6人が完全再現されていたのがフタを開けてみてビックリのサプライズでした!他の出演者さんやパズルライダーさんがキャスト外のキャラを演じることは今までもありましたが、髪型とかかなりの拘りを感じて本気度高かったです…!東村ファンのわたし歓喜。
演出も毎回パワーアップというか、次から次へと新しいアイディアが飛び出してきてハッとさせられたり感服したりしていますが今回特にこれは!と思った演出は呉南率いる集団が巨大な蛇に見えるという瞬間のおびただしい数のヘルメットが集まって蛇の顔を形成し、眼が光る演出でした。あの場面は集団がやがて巨大な蛇そのものとして描かれるという、原作においては珍しい表現のひとつだったと思うのですが、それに対して舞台としての解を示してくれたという意味でスッキリ感がありました。個人的には、原作にあった場面を舞台で観てその「必然性」を再確認する、ということも少なくないです。
それと素晴らしかったのは鳴子劇場!原作でも大好きな場面ですが、劇場のお客さんも(ライブビューイング会場も!)巻き込んでの一体感、まさに鳴子君の派手さを盛り上げるに相応しい演出でした。その一部に自分もいられるというのが嬉しくもあり。楽しかったなあ。
今回いままでと確実に違った部分は、インターハイ3日目ということで次々と総北、箱学のメンバーたちが集団から落ちて行くということであったと思うのですが。その散り際の…美学、と言ってしまうとおかしいのかもしれませんが、極限の走りが次々と弾けていく姿に悲しみと美しさを感じました。キャラ(キャスト)によってはキャラクターとしての3年生の最後でもあり、ペダステのキャストとしての最後の走りになるかもしれないものだったので余計にそう感じたのかもしれませんね…。
物語としても一区切りついて、終わりとは言われていないものの舞台作品としては(IH1日目、2日目をやっていたときはやはり「続き」があると思えたものですから)これから先があるかは確実とはいえないので原作でIHが終了したとき以上の寂しさもあります。それでも最初は本当に続篇があるかすらわからなかったのに、こうやってインターハイを完走するまでになったペダステを思うと感慨深くもあり…。本当にすべてのキャスト・スタッフのみなさんに感謝です。また逢いたい!
カーテンコールのキャスト・パズルライダーの皆さんの挨拶にも感動したり可愛かったりとニコニコしながら拝見してたのですが大千秋楽のダブルコールで渡辺航先生御光臨でいろいろなものがふっとびました…開演前に座席にいらしたのは映っていたけれどいつのまに舞台上に!?!???先生が!!!!上から来るぞ!!!!気をつけろ!!!!!(五七五)といった感じで…。先生と坂道(村井さん)と真波くん(植田さん)が手繋いでるのほんとヤバかったですからね!?『弱虫ペダル』が生み出されしその両手が坂道と真波くんと繋がれているわけですからね!???興奮しすぎて泡吹きそうでした…。
わたしはキャストの方々自体にはあまり詳しくないですが、舞台自体が終わった後に時々出てくるその「キャラクターの瞬間」に変にドキドキします。植田さんが最後(になるはずだった)ラブ☆ヒメの振りを間違えた?(その瞬間は映っていなかった)でもう一度やり直し→一人で高いところに行って踊れ、ってなったときに村井さんが「真波く~ん!!来たよ!!」って登って行った瞬間とか…。なんというか…可愛かったなあ。うまく言い表せないけれど。
そんなに界隈を一生懸命追っているとはいえない身なんですが、いまちょっとペダステロス的な気持ちです…さみしい。ダブルコールで見せてくれた黒田君のゼッケンはすごくよい伏線でドキドキしましたが、その前に1年合宿篇も叶えばいいなあ…手嶋せんぱいと青八木せんぱいがそろそろ…そろそろ観たいです…。あと2年時ウェルカムレース篇もやってほしいですぅぅぅぅ杉元ぉぉ!希望を言えばキリがありませんが!今は本当にここまで走り続けたキャスト&スタッフの皆さんにお疲れ様でした。