『まじもじるるも 放課後の魔法中学生』7巻!一年以上ぶりの新刊ですよー!!!ここ最近は休載も多く…あとがきで「弱虫ペダルが忙しくて」とはっきり触れられていましたがもうこれはしょうがないことなのでしょうね…。
でも、ルシカ達がついに現代に戻って来てからというもの、ますます渡辺先生がやりたいことを好きに描いていらっしゃる!という良い意味でのハチャメチャさが強くなってきている気がします。いやホント、楽しいー!!
表紙はついにスラガさんが抜擢です。3人の主人公の1人なのに7巻までかかってしまった…!!でも待った甲斐ありますね!凛々しい!没案の水着も良いなあ…。
7巻のメインエピソードは水着回!
ルシカたちが行う[呪文字]実証実験プロジェクトに魔界管理局から特別予算が出され、プロジェクト監督役のるるもと0級魔女ハルリリが相談して決めた結果…特別予算の使い道は「水着」の購入に決定し…!?
魔力の元となる「呪文字」は人間が発する言葉から採取されるため、人の集まる場所=プールに行くという案は筋が通っているといえば通っているのですが…ハルリリの発想はパリピ寄りというか楽しい事大好きというか、ぶっちゃけ結構強引ですよね!あと渡辺先生がどうしても水着回を描きたかったんだという強い想いも感じます…。あと、魔界の予算って日本円で出るんだなあ!?魔界の通貨と地上のお金を換金するところってあるんでしょうか。


カワイイ物大好きなルシカは当然この案に大賛成ですが、一見カタブツなスラガさんもなんだかんだノリノリなんですよね。ルシカとスラガさんは好みの方向性は対極にあると思うんですが(カワイイ⇔強そう、カッコイイ)言ってること全然違うことなのに波長がピッタリ合っちゃってるのが可愛い面白いなーと思うんですよね。実に女子っぽい…女子はそれでいい…!(そして『るるも』シリーズではおなじみ、婦人警官の飯田さんが着用していた「国家権力」水着が登場しているのもニクい…市販品なのこれ!?)
ノリノリハイテンションな2人についていけず一人クールなのがモモヒメちゃんですが、心の奥底からこみ上げる自分の中の変化、小さなときめきを否定できず…「水着」を着るということに対する恥ずかしさからなかなか素直にはなれないものの、徐々にはしゃぐルシカやスラガさんに歩み寄ろうとする姿が本当にたまらんかわいいです!こういう描写、渡辺先生の真骨頂だと思うんですよねー!!!わたしは!!!!そしてモモヒメちゃん自身の心のカベが壊れるきっかけが水着の無いJJに対する優しさだったりして、それもまたたまらんです。

かわいいやさしい…かわいい。たぶんずっとマジメ一辺倒だったスラガさんにしても、人付き合いが苦手で偏屈だったモモヒメちゃんにしても、こうやって楽しんだり、はしゃいだり出来るようになったのってルシカの影響もあると思いますし、魔界の任務を共にする中で育ちつつある友情の力でもあると思うんですよね…!

かわいいやさしい…かわいい。たぶんずっとマジメ一辺倒だったスラガさんにしても、人付き合いが苦手で偏屈だったモモヒメちゃんにしても、こうやって楽しんだり、はしゃいだり出来るようになったのってルシカの影響もあると思いますし、魔界の任務を共にする中で育ちつつある友情の力でもあると思うんですよね…!
さらにコミックス描き下ろしでモモヒメちゃんが皆と一緒にプールで遊ぶ最高なショートまんがも収録されてます。本当にご多忙ながら、どうしてもモモヒメちゃんの気持ちが描きたかったとおっしゃる渡辺先生に一生ついていきます…(n回目の決意)。
しかしそんな楽しいひと時を過ごす一行に近づく不穏な影が。ハルリリの使い魔・ミミです。ミミは何らかの「計画」を遂行するため、自分で作った巨大な[泥人形(ゴーレム)]をプールに解き放ちます。その数、5体。当然その場にいた人々は大パニックですが、ルシカたちがゴーレムたちを食い止めるべく動き出します。
…ただし、ルシカとJJは遊んでいた浮き輪から2人そろって抜けなくなってしまい一心同体状態で戦うことに。

見た目は愉快なことになっていますが、さすが魔女と使い魔のコンビだけあって2人の息はピッタリです。浮き輪にハマったままクルクル動いたり走り回ったりと、バトルシーンなのにどこかコミカル・そして華やか。2人で話しあうシーンもご覧の通りのキャッチーさ。テンポがメチャクチャいいんですよ。対するミミもやはりネコ、華麗な動きとツメで迎え撃ちます。

見た目は愉快なことになっていますが、さすが魔女と使い魔のコンビだけあって2人の息はピッタリです。浮き輪にハマったままクルクル動いたり走り回ったりと、バトルシーンなのにどこかコミカル・そして華やか。2人で話しあうシーンもご覧の通りのキャッチーさ。テンポがメチャクチャいいんですよ。対するミミもやはりネコ、華麗な動きとツメで迎え撃ちます。
一方でスラガ・モモヒメ組は呪文字の魔法で出した水鉄砲でゴーレムに応戦。さすが実戦となると頼りになるスラガさんの水鉄砲捌きでゴーレムを撃ち砕きますが…ミミお手製のゴーレムはただの「泥人形」ではなく、食べたものを身体の素材に置き換える[素材置換機能]を搭載しており、水では倒せない鉄やコンクリートに身体を作りかえていきます。


そんな手ごわい相手を倒すため、ついにスラガさんが自身の最強の武器[魔剣スロバク]を手にします。その異名は「翼の生えた剣」。スラガさんの剣さばきが余りにも速く、飛んでいるかのように見えることからついたという二つ名。いつもはちょっと大雑把だったり、結構抜けている面もあるスラガさんですがスロバクを手にしたその姿は自信に溢れ、またその強気は伊達ではありません。まさに無敵。ルシカ&JJのダイナミックバトルからスラガさんの剣さばきの重厚さへの流れが鮮やかすぎる…!
それでもミミのゴーレムはかなり手ごわく、ルシカたちはとうとう絶体絶命の状態になるも…?…そもそもミミの「計画」とはなんだったのか?真相はなかなかの衝撃です、良くも悪くも!でも…『るるも』シリーズきっての暴走キャラであるミミらしい結末…かな?その暴走ゆえに『魔界編』ではかなり重要な動きをしてくれたりもしてましたし、本当に良い味を出しているしイキイキしてるキャラだな~と思います。
プールでのドタバタ騒ぎを経て、一行は魔王様に任務の経過報告をするためにるるもと共に魔界へ。
魔界での夜。スラガさんはいまでも忘れることが出来ない、六級魔女から十三級に降格させられた事件の現場に向かいますが、そこで出会ったのは・・・・・・・。いやはや目が離せません!そもそもスラガさんが降格した事件の真相はいまや上司にあたるるるも達の侵入なので…この真実がお互いに明かされる日が来るのでしょうか?(というか、るるもはスラガさんがあの時の魔女だと覚えているのかな?)何だかドキドキします。傷つかない未来が来てほしい…。
あとがきに「最終章に突入」とあったので、正直なところいまからかなり寂しい気持ちになっているのですが…地上に帰ってからもまだまだ出来ることがあると思ってしまうので…田部ちゃんファミリーもまた見たい…大きくなったモモカちゃんとか出て欲しい…『るるも』シリーズずっと読んでいたい…いろんな思いがありますが、渡辺先生がやりたいように、描きたいように、楽しんで描いていらっしゃることがビシビシ伝わってくる『るるも』を読めるかぎりはまだまだ楽しんでいきたいと思います!
そういえばそんな『るるも』シリーズ最初の1巻が現在キンドルで無料らしいですよ!未読の方はぜひこの機会にいっちょお試し願います…!
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