はじめに
いつも読んでくださっている方も初めましての方も、ご閲覧ありがとうございます。
ほぼ週チャン感想だけで回っている当ブログなのですが、いくつか新しいことを始めたいとも思っており、今回の更新もその一環といいますか、意気込みのようなものです。
今年から、「エレガンスイブ」と「フォアミセス」の毎号感想を始めたいと思います。


以前から秋田書店の漫画雑誌の中でも婦人系雑誌をときどき購読する機会があり気になってはいたのですが、なかなか毎月しっかり読むまでに至れずにいたこと、
読み切りなど、単行本化されない作品も多いため、自分の中での備忘録的なものとして印象的な作品の感想を残していきたいと思ったこと。
そういった様々な要因を考慮した結果、ブログに書き残していくのがいちばん自分に合っているのかな、と。
そして毎月続けていきます、と最初に宣言しておいて退路を断っておこうかなと(笑)。
感想と言っても本当に簡単なメモ程度になる可能性もありますが…。
今回は初回ということで各雑誌の簡単な印象やお試し感想的な感じで書き記しておきます。


数年前にもときどき購読していた時期がありました。
『ヤコとポコ』『ちひろさん』が載っているだけですでに銀河最強の雑誌なのでは…?と真剣に思っていましたね…。
いまは『ちひろさん』もお休み中?でだいすきな『ヤコとポコ』が完結間近ということでさびしいですがしっかり見届けたいです。

なんとなく『凪のお暇』がブレイクしてから恋愛系の作品が増え、主婦系雑誌からやや年齢層が下がったような印象があります。
絵柄も主人公の年齢も、おしゃれな雰囲気の作品が増えたのかなと。
一方で大谷博子先生金子節子先生風間宏子先生といった大御所の先生方の作品もいずれも途中からでも読みやすく、読み応えがあり、おもしろい。
このバランスは一時期の週チャンに近いとも思うんですよね。ドカベン浦安刃牙があって、若い層の作品もあってと。

『40歳からのハローワーク』シリーズは毎回読切形式で楽しめる作品ですが、1月号の”結婚アドバイザー”は正直「仕事」としてあまりイメージしたことがない職業だったので新鮮!だし、収まるところが綺麗に収まってとてもよかった~。
派手好きなマキさん、お見合いの時には地味な服装でいやがっていたからさりげなく服装もいつものままでいい、ってお相手に言われたっていうのがあってそれもよかったな。
あと、不意打ち的にメチャクチャツボだったのが2月号の『まねきねこのうた』でした!源次郎さんと藤枝さん純愛すぎる…。
最後のウエディングドレス姿の藤枝さんが美しすぎて泣いてしまった…切ない…。
主婦系雑誌のイメージが強いですが、こういった不思議系なおはなしもときどきあるのがまたエレガンスイブの魅力的なところです。


上田三根子先生の表紙がチャーミングで親しみやすいフォアミセス。
フォアミセスを初めて読んだのは割と最近で、西倉新久先生の読切が掲載されたのがきっかけでした。
そのときは『タピシエール』を描いていらした関根美有先生の読切もあったり、『しあわせは食べて寝て待て』は単行本で読んでいるのではじめから入りやすかったです。

以前はエレガンスイブで連載されていた『おわるうございます』が移籍連載されていて、ほかにも『ナースのチカラ』など職業ものの作品も結構多いですね。
2月号の『おわるうございます』は関係を隠してきたゲイカップルの片割れに先立たれた男性と、ふたりの関係に気づいていながらも認めることができなかったお母さんの話でズッシリきました…。
最終的には、お母さんが故人のことを思い遣った結末でよかったです。

”フォアミセス”という誌名はもろに”主婦向け雑誌”というコンセプトを思わせますが独り身の主人公も結構多いという。
特集テーマにあわせて読切が多いので読みやすさも高いと思うんですが、1月号はテーマが「夫婦問題」だったのでモラハラ夫描写を連続で浴びてしまい結構キツかった…(笑)。
あとあえて俗っぽい言い方をしますが結構女同士のクソデカ感情みたいな描写のある作品も多くてワクワク(?)します…。


というわけで
今後の更新は各誌各号で1記事にしていく予定なので、月に2回は確実に更新が増えるということになりますが…続きますように。
冒頭で単行本化されない作品が多いことに触れましたが、実は連載作品も1巻から電子のみだとか、そこそこの巻数が出ているけれど電子のみだとかいうケースも多いので少年誌から来ると結構びっくりしますね。
好きな作品は紙単行本でほしい…と思う気持ちはあるんですが、単行本売り上げが連載が続くかどうかの直接的な判断材料になるのならいっそその不安要素をなくして良質な連載が続くほうがいいのかもな…とも思います。複雑。
(ただ、そろそろ秋田書店公式HPに電子のみ刊行の単行本ページも作成してほしい!!と切実に願っています)
ほぼ自分のための備忘録ですし、題材的にも読んでくれる人いるのかなあ…という感じですが、少しでもエレガンスイブ・フォアミセス両誌の応援が出来ればと思います。