今月は余裕をもって更新できそうだな~と思っていたらいつの間にか発売前日というバグ…。


-----------------------------------

エレガンスイブ 2022年11月号



表紙はみなと鈴先生『ムーちゃんと手をつないで』
いつも勉強になったり、気が付けなかったことに気付かせてくれる作品ですが、ムーちゃんにとってはじっとしていることこそが頑張らないとできないことだから、疲れていると動き回ってしまう…というのにまたハッとさせられました。
実際に学びにつながることも含めつつ、温かいストーリーと綺麗な絵柄に落とし込めているのはこの作品の本当にすごいところだと思います。


先月からの新連載2本が今月もとてもよかった!
高田ローズ先生『やさしいミルク』は金城くん…シロくんの優しさや気配りや温かさから最後のページの「私はこの瞬間をお金で買ったんだ」という地に足の付いた…ある意味ではとても残酷な一文に結び付く展開がなんともたまりません。
これからどうなっちゃうんだろう…。よもぎさんに真の癒しってやってくるのかな。
大澄剛先生『木曜日のシェフレラ』はまだまだ痛々しく、苦しい展開ですがうこぎんの穏やかさや優しさにこちらまで救いの手を差し伸べられているような気持ちになります。
両親の状況、周りの態度、教師の無神経さ…子どもにとっては世界のすべてですものね。
自分はいい大人ですが読んでいるとどちらかというと瑠亜ちゃんの気持ちに近くなってしまう部分があり、つらいですが…この日々から抜け出せます様に。


読切、迷子先生『アイボットの言うとおり』
近未来SF枠!アイボット、かわいいけど自分の意思と反してケンカし始めたらちょっと手に余るかも…。
でも逆にそれがとっかかりになったり、話題のタネになったりする可能性もあるのかな?
大風先輩がかっこよだな…。声でかいけど。察しもいいし。


先月、今月と言及する作品が偏りがちで申し訳ないのですが…山内尚先生『よるべない花たちよ~for four sisters~』今月も良かった~~~。
いびつな家庭で育ちながらもまだお母さんのことが好きなぼたんちゃん、人付き合いに対しての思考はちょっとこじれてしまっているけど、悪い子じゃないんですよねえ。
その点お姉ちゃんたちは家を飛び出て世間に触れてきた分、常識を知っているという印象になります。
4人で暮らすことで、お互いいろいろな部分を埋め合わせていくような。本当に回を増すごとに好きになる~。
そして、藤枝さんという人のことも少しずつわかってきますね。
山内先生の作品、これまでは電子版のみだったようですがこの作品はぜったい紙で単行本出してほしいなあ…。
過去作品にもそのうち触れてみたいです。読みたい作品が増えていく…。


フォアミセス 2022年11月号

夢路行先生『あの山越えて 日・日・天のたより』が巻頭カラー。こちらも毎月本当に楽しみにしています。
双子の喧嘩もどんどん悪化して…みのりちゃん根はいい子のはずなのにな。こじれていく様子は見ていてつらくもありましたが…一段落かな?
ひいじいも最近寂しそうなことが多かったですが愛されてますね!
君子さんのトゲがなかなか辛辣…(笑)。腰痛、つらいですよね…。


今月は広田奈都美先生『ナースのチカラ』がいちばん印象に残りました…。
コロナ禍の医療現場の壮絶さ…感染した人の辛さ、孤独…そういった描写が生々しいほどに伝わってくる上に、一人一人の思惑や人間関係も詰め込まれていてものすごい読み応え。
この一話だけでもどこかで無料公開とかしてくれませんかね…?正直、多くの人に読んで欲しいよ…。
そして、この作品も最初から読みたいなと思っていますが、前作から読むべきなのか…いやしかし…読みたい作品が増えすぎている…。みたいなぜいたくな悩みで悶々としてます。
いやあ…みんな良かったけど、深原さんがとてもよかったなあ…今回。


魅月乱先生『赤子さんはかく語れり』もテンション高くて面白かった!
まさかの姑推し・・・・・・・・・!
最初はお義母さんの表情が夫に似ている、だったのがいつの間にか推しのご子息になってるのが…逆、逆!!
嫁姑問題(?)は解決しつつも芽生ちゃんは自由だ…。


-----------------------------------


読んでから時間をあまりあけないほうがもうちょっと新鮮な感想が書ける気が…
週チャン感想もですが、更新ペースの改善を当面の目標にします…。