ちんたらしてたらもう年の瀬です…
あ、メリークリスマス!!(取ってつけた感)
エレガンスイブ 2023年1月号
表紙は大谷博子先生 翔子の事件簿シリーズ「雪のひとひら」。
大谷博子先生、画業50周年!!おめでとうございます。すばらしい。
ポップな表紙の号も増えましたけど、やっぱりイブの顔という感じがしますね、翔子さん。
今月印象に残ったのは…
まず川口まどか先生の「正常生活 ノーマルライフ」。
将行くんの気持ちが何だか妙にわかります。親が侮辱されたと感じる出来事って思いのほかダメージ受けてしまうので…。
そしてことばの端々でバカにされたのか?侮辱されてるのか?と感じてしまう事って自分自身も多くて、
また、うっかり自分もそういうことを言ってしまっていることもあると思うのでなんだか考えさせられました。
最後の奈々子さんみたいな受け取り方、返し方。すごく素敵です。こういう風に言える人に憧れる…。
読切の近由子先生「古き佳きあたしたち」も良かったです。
こういう主人公像は一周回って新鮮。
女はああだったのは古くて、いまはこういうのが普通だ…と言われるのも価値観の押し付けに変わりはないと思うんですよね。
大家さんとは真逆のタイプだけど、仲良くなった二人がいい感じでした。
同じく読切の二宮法子先生「きのうの不幸、きょうの仕合わせ」もよかった~!
和彦さん素敵すぎるな・・・。
不幸だ…ってときって自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃいますよね。だからゆき子さんも自分のことばっかりになっちゃったのはしょうがないと思うんだ…。
不器用だけど寄り添う二人の今後も読みたいなあと思っちゃいました。
猫耳たべこ先生「40歳からのハローワーク」もよかった!
ハルミさん登場はなんかすごいアツかった…!かっこよい…。
家事って本当に大変なことだと思うのでこういう仕事の幅が広がっていくのも素晴らしいことですね…。
近藤さんも救われてよかった…。
フォアミセス 2023年1月号
巻頭は夢路行先生「あの山越えて 日・日・天のたより」。
あさひちゃん…なんて優しいの…!!これはホロリときました。
みんなにないしょで泣いてたからみんなにヒミツで…というところもやさしい…。
それはそれとして、双子たちのプレゼントはホントになしだったんでしょうか…喧嘩はあったけど、引っ越し騒動の時とかお母さんに寄り添っていい子たちだったのにねえ。
三谷美佐子先生「ママ友にハブられてぼっち主婦になりました」相変わらず修羅場…。
由利亜ちゃん…いい子だな…あの母にあの父のもとでよくぞこんなにしっかりした子に(だからこそなのか…)。
一方で事の重大さが理解できない星くんがまたリアル。
もはやママ友問題だけに留まらないレベルの話になっていますが、ここで改めて出てくるのが「ママ友」という言葉なんですね。
『私をハブいてでも選んだ友達』って言葉の重みが…。
誰も彼も保身のことばかりの中で子どものことを思って啖呵切れる友子さん、本当に強くなりましたよね…。
広田奈都美先生「ナースのチカラ」今回もすごい!
訪問看護の話を描きつつも、一人一人のコンプレックスとか人生とかいろんなものを詰め込んでいる…。
いや個人的にすごいなと思ったのが、これだけ馬渕さんのドが付くほどのコンプレックスを描いている一方で、幸代さんをそっと支える姿が描かれている…馬渕さんの”良さ”を幸代さん視点で、とてもさりげなく描かれていること…。
密度もすごいし構成もすごいですよ…一話も…。
そして師長と持田さんのラーメン屋でのやりとり、また最後のページにもかなりゆさぶられるものがありました。
読切、音マサキ先生の「40歳の夜の嬢ナナコ」とてもよかった!!
ナナコさんの夫も息子もキツすぎる・・・と思う反面でツンデレ(?)店長や竹田さんとの出会い、そして別れも…沁みるものがありました。
いわゆる夜のお店のイメージ(働く人も、お客さんも)が変わる人情話という感じですてきでした。
次号予告、先日読切で登場した蒼星きまま先生が新連載で!!
わ、わ、わたしに都合が良すぎる・・・・・・・・・。
楽しみです!!
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なんだか締まらない更新ですがこれが今年最後のブログ更新になると思います。
こんなところまで読んでくださっている方も、ここは読んでないけど他の部分は読んでくださっている方もありがとうございました!!
個人的に、あまりいいことはなかった一年だったんですがエレガンスイブとフォアミセスを購読し始めたことは本当に正解だったと思っています。毎月の楽しみです。
どうなることかと思った感想も一応ちゃんと続いてはいてよかった…。
それでは、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を~!