エレガンスイブ 2024年11月号
エレガンスイブ 2024年11月号 [雑誌]
城田はる
秋田書店
2024-09-26



金子節子先生『修羅の家』はなんだか環さんと孝太郎さんが不思議な関係になってきたな…と。
環さんと決別できずに頼っていることはひとまず置いといても、あの元夫なりに理解できないことを素直に認めて桐野さんに歩み寄ろうとしている姿には人って変われるんだなと少し安堵しそうだったのですが…
まったく安堵できない目まぐるしい展開。
翔馬くんには本当に厄介ごとが及ばず幸せに生きてほしいものですが…。


三津キヨ先生『わたしのママは真野くんです。』センターカラー!嬉しい❤賀茂さんがかわいい!!
やっぱりこの作品、真野さんのイケメンママぶりも魅力ですがそもそも賀茂さんがかわいいよーーー好き。
真野さんのお母さんはやっぱり苦手だなー…本当は真野さんも会わせたくなかっただろうなあ。
「珍しく怒っちゃって」というくらいだから真野さんたぶん自分のこと言われても怒らないんだろうなあ…。
そして酔っぱらってトントンしてくださいとねだる賀茂さんがやっぱりかわいい。
二つの布団が並んで寝ているのにこの健全さよ…!
でも、まあ真野さんは、男性としてはやっぱり複雑ですよね…。


田中美菜子先生『小宮さんは完璧 若返る石編』、以前の読切の続編ですね!好きな作品だったので嬉しい。
若返る石…ちょっと怪しい雰囲気かと思ったら意外としょうもなくて笑ってしまいました!アカガエル石!
そんなノリからの…夫と死別している原さんの「夫が老けないのよ」という言葉にはハッとさせられました。
夫とは離婚して立場も違う小宮さんも言葉を選びながらその悲しみに真摯に向き合う姿にもしんみり感動。
デコボココンビな2人のやり取りも好きですがそもそも田中先生の絵柄がとても好みだしまた読みたいです。今後もシリーズ化してほしい~。



フォアミセス 2024年11月号



魅月乱先生『赤子さんはかく語れり』、前回からの続きの添い乳問題。あまりにも辛い空気だったのでハラハラしましたがちゃんとまとまってホッ。
それも結構笑える方に転がっていったので凄い…この作品たまに、妊婦さん、ママさんのスカッとジャ●ン的なところありますよね。
ママやパパが辛かったりギスギスしたらそりゃことばを交わすわけではない赤ちゃんにも空気って伝わるよなあ…と思います。
ほんわかに着地してくれてよかった!!


三谷美佐子先生『ママ友にハブられてぼっち主婦になりました』はリコちゃんまさかの宮原夫氏にロックオン…!!
ここで藤巻さん(=妻の友人)の店に行き極力後ろめたくない状況を作る頭のよく、そして優しい旦那さんだから大丈夫だとは思うけど…イヤな感じだなあ~。
リコちゃんの過去が明らかになりもちろん同情する部分もありますが…。
ほんと、せめて自分の子どもたちにはちゃんと向き合ってくれたらいいなあと思うけど…。


夢路行先生『あの山越えて 日・日・天のたより』、文化祭の準備とかなつかしー!!みのりちゃんの真面目気質が爆発してる…。
みのりちゃんは多分誤解されるひとには誤解されるけど本当に良い子だと思う…良い子だけどやっぱちょっとズレてるというか浮世離れしてるのよなー。
そんな部分をちゃんと見てくれてそうな田中くん、全然相手にされてないけどがんばれ…!!いい子そうじゃん!


蒼星きまま先生の『上手に生かれました』は元夫婦もヨリを…まで今はいかなくてもきっと良い関係になれそうだなあ。
じんわりしみる。
蒼星先生の、こういう穏やかだけど芯がある人間の描写が好きなのです。
ところで生け花の展覧会ってこういうご自由にコーナーもあったりするものなんですか。ちょっとたのしそう…まったく経験ないけど、こういう風になっていたらあまり気負わずにできそうで気になります。


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エレガンスイブは『ちひろさん』新作が楽しみ!
結構定期的に帰ってきてくれるから嬉しいです。
フォアミセスは『おひとり様男子~』改め『三咲さんちの同居猫は完璧すぎる』新連載!同居猫?!
ごましおさん、お仕事じゃなくて同居することになったのか…一体どういう流れなんでしょう。楽しみです。